隼人「スローになるなら僕が逃げる！」武豊「逃げ切りが決まらないのがJCだよ？」

田辺「暴走なら任せて！！」

【ジャパンＣ】アクター吉田隼の逃走宣言に中川師「実際は逃げない」

―ゴールドアクターの前走（オールカマー１着）ですが仕上がり具合は？

　中川師　次のジャパンＣを見据えていたので少し緩い状態ではあったけど十分に走れるデキにはなっていました。

　――レースを振り返ってください。

　道中の折り合いがついていたので最後まで安心して見ていられました。当日のテンションが上がり過ぎなければ、あのくらい走れることを改めて証明してくれてよかったです。

　――追い切りはウッドで併せ馬。先行馬に外から併せていきました。

　誘導した馬が少し内へ行きたがる面のある馬でした。だから最初から外へ行くようにお願いしておきました。

　――動きはどう見えましたか？

　良かったですね。前走もそれなりに乗り込んでいたつもりだけど、いくら調教で動かすよりも一度競馬を使った方が心肺機能ができるのでしょう。前走時よりズッと良くなっていると感じました。

　――吉田隼人騎手は「逃げても良い」と言っていると聞きました。

　実際に逃げることはないと思います。ただ、地力はあるので下手にスローになるようなら行っても構わないということでしょう。

　――東京はアルゼンチン共和国杯を制した舞台。

　番組の都合上、このところ中山を中心に勝ってきたけど、元々東京でも実績のある馬。左右の回りとかコースに関しては何も心配していません。

　――ジャパンＣは父スクリーンヒーローも勝っているレース。

　血統的にも絶好の舞台。父子制覇ができるように何とかこのまま良い状態でレースに臨ませたいです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161125-00000059-spnannex-horse

「天皇賞の敗因は枠。１７番枠という外枠で条件は最悪だったと思います。キタサンブラックが内枠に入ってペースを握ったので流れに乗れなかったのもありますが、結果的に距離も長かったのかもしれない」

　東京では昨年のアルゼンチン共和国杯で重賞勝ちを収めたが、脚質的に中山向きの印象が強い。その不安をかき消すべく、鞍上も戦略は練っているようだ。

　「東京だと強烈な脚を使える馬にはいい舞台かもしれないが、中山の方が脚の使いどころが難しいぶん、この馬の立ち回りの巧さを生かすにはいいのかもしれない。ただ、ハナに行ってもいいぐらいの気持ちでいる。カーッとなってしまうわけではないし、コントロールが利く馬。他の馬に合わせる気持ちはありません」

　鞍上はジャパンＣ初挑戦。ハナも辞さない覚悟を抱える吉田隼には、勝利の方程式がイメージできているのかもしれない。「ジャパンＣは楽しみにしていたレースのひとつですし、とにかく勝ちたい」と勝利を切望する３２歳。アクターと府中の大舞台でスポットライトを浴びる瞬間を待ち望んでいる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161121-00000277-sph-horse

「（１）番枠が多い馬だね。偶数の方がいいかなというのはあったけど、どこでもいいと思っていた。（１）番枠を引くよりも着順が１（着）の方がいいからね」

　枠順へのこだわりはなかったが、〔１〕枠（１）番は昨年のフジテレビ賞スプリングＳ、今年の天皇賞・春、前走の京都大賞典と３戦全勝。ロスなく立ち回れる最内枠なら、逃げても控えても、スムーズに先行できるだろう。

　また、昨年のダービーで１４着に敗れた東京芝２４００メートルについても「東京でこの馬に乗ったことはないけど、合うと思っている。強くなると、いろいろとあら探しをされるからね」と“不安説”を笑い飛ばした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161125-00000533-sanspo-horse