キズナのデビュー2戦目までコンビを組み、現在は落馬負傷のため療養中の佐藤哲三のためにも、その後任として
自分を指名してくれた前田晋二オーナーと佐々木晶調教師、そして1番人気に推してくれたファンのためにも負ける
わけにはいかなかった。
「あまり決めていなかったんですが、もう4回もキズナに乗っているので、自分の感覚を大事にして乗りました。
ポジションよりも、馬とのリズム、走りを重視しました」
そう振り返った道中は後方から3番手のポジション。前残りの傾向があったこの日の馬場状態を全く無視するような
大胆な位置取りこそ、人馬の絶対的な信頼の表れ。ちぐはぐな競馬で5着に敗れた3月GII弥生賞のコンビはもう
そこにはいなかった。
しかし、そんな中にも「枠も1番でしたし、きょうの馬場だと外はあまり回れないなと思っていたので、いかにロスなく、
気分良く走らせるか」と、天才の緻密なハンドリングは見逃せないところだ。
そして迎えた最後の直線。ここで武豊は満を持してキズナを外へと持ち出すが、「前の馬がフラフラしていて」と前方が
壁になり、進路がふさがれてしまう。絶体絶命かと思われたが、甦った天才ジョッキーには迷いも気後れもなかった。
あるのは、ただ前へ、その一念のみだ。
「あの場面は僕も引けないところ。馬もよく応えてくれました」
馬1頭分あるか、ないかの狭い箇所に勇気を持って突っ込み、力でこじ開けた先に広がっていたのは栄光のダービー
ロード。上がり3Fの末脚は破格の33秒5。大外から一筋の矢のように伸び、いったんは抜け出していた福永エピファ
ネイアをゴール前で測ったように差し切った。この瞬間、“飛ぶ”と評された武豊&ディープインパクトの姿を、キズナと
武豊にダブらせたファンも多かったことだろう。
「嬉しかったですね。最高に嬉しかった。ディープインパクトの子でダービーを勝てたのは本当に嬉しいですし、ファレノ
プシス(1998年桜花賞を武豊騎乗で勝利)の弟で勝てたことも嬉しいです」
(続きます)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130526-00000008-spnavi-horse
一方、佐々木晶調教師は「ユタカ君も本当に命がけで乗ってくれた」と、直線で狭い進路をこじ開けた騎乗を大絶賛。
そして、愛馬キズナの勝利と同じくらい、いや、それ以上に言葉に力を込めて、こう語った。
「とにかく、武豊君がダービーを勝ったのが良かった。彼は競馬界の至宝ですからね。本当に絵になる男だよ。きょうは
パドックからユタカ君にはすごいオーラがあったからね(笑)」
キズナに対しても「生まれた時からオーラが違う」と別格の扱いをしているだけに、キズナのオーラと武豊のオーラと、
佐々木晶調教師の目にはこの日、2倍以上のオーラに満ち溢れていたコンビに映ったことだろう。
そして、目標にしていたダービーを勝ち、新たに生まれた大きな目標は、世界一を決める伝統の芝レース、凱旋門賞
(10月6日、フランス・ロンシャン競馬場2400メートル)だ。会見の席上では明言こそしなかったが、「やっぱり3歳が有利
なレースだし、行くなら、ステップはフォア賞じゃなくて、札幌記念あたりがいいと思っている」とトレーナー。すでに登録は
済ませており、オーナーも「凱旋門賞は武豊騎手で」と答えている。あとは正式なGOサインを待つのみだ。
武豊にとって忘れられないのが、06年の凱旋門賞。ディープインパクトで3位入線(その後、禁止薬物検出のため失格)
と敗れ、その時から心に誓っていたことがある。
「ディープインパクトが凱旋門賞で負け、彼が引退したとき、ディープの子でいつか凱旋門賞に出たいとずっと思っていました。
実現すれば嬉しいですね」
今後は鳥取県の大山ヒルズで放牧に入り、つかの間の休養となるキズナ。ひと夏を越えた第80代ダービー馬は、どれほど
のパワーアップを遂げて帰ってくるのだろうか。そして秋のフランス、父ディープインパクトが果たせなかった日本競馬界の夢
を追い、武豊とキズナがロンシャンの芝で“飛ぶ”姿を目に焼き付けたい。
佐々木ニエユ賞知らないとか本当にステップレース使う気ないんだな
でも合わなそう。
こんな賞取ってもうれしかねーんだよ
国内の競馬サークルで頑張った馬に年度代表場をあげたい
金かけてフランス行って馬券は買えないテレビも見られない
迷惑千万なんだよ
同感なんだが、凱旋門賞は日本競馬会のトラウマみたいになってるから、誰かがどこかで勝って呪縛から解放されなければならないのかもしれない。
その後はもっと国内のレースを大切にしてもらいたい。
少し強い馬を持つとすぐに海外海外って言い出すのは、もううんざり。
その通りだな
実際のところ凱旋門賞に日本競馬界が掲げるほどの価値は今やない
ドバイの方が格上。
でも日本競馬界の1つの究極的な目標として半世紀以上”凱旋門賞制覇”を掲げてきたからね
1つきっちり勝つまでは、永遠に日本の競馬界に呪縛としてはびこり続ける
>>118
>>138
ドバイが格上ってことはないと思うが
日本のチャンピオン馬が海外に進出するって時に凱旋門賞が第一候補になるのはしょうがないな
欧州では2000mが主流と言われるが実際はそんなことない
Frankelのような化け物がいるなら、それを倒すためだけに2000mのレースに挑戦するのもありだとは思うが
今年は本当に日本登録馬多いのでやったら顰蹙だろうな・・・
暑い日本で過ごして札幌記念出て何か得することあんの?
どの馬でも構わないので
早く凱旋門制覇して
呪縛を解いてください。
秋競馬が盛んな時期に
国内に強い馬がいないと、張り合いがありません。
向かわないんだろうな。
完全洋芝の適性とともに凱旋門賞を見据えた戦法も見極めるべき
BCターフなんてドバイシーマくらいじゃね?
価値的に。
秋天、JC捨ててまで出るのはいないだろうな。
BCターフがBCクラシックと同額ならば、日本から出走する馬も出てきそうだけれどね。
最近は、欧州勢の有力馬がBCターフに出なくなってきたから、そろそろ同額にしても良いと思う。
当たり前だろw
フランスだって猛暑になる場合あるし
本気じゃないなら行くんじゃねーよ
日本国内で100%洋芝のコースは札幌と函館だけなんだぜ。
洋芝適応なんかより
小回りで勝って何の意味があるのか
(まああんなトビの大きい馬が合うとは思えんが)
本気で勝つ気があるなら早く向うに行けよってこと
そりゃロンシャンの長い長い直線とは違うけどパワーのいる洋芝で
マクって押し切る競馬ができれば言うこと無しだろ。
いくらなんでも函館2000mで直線競馬はするわけない
洋芝といっても函館なんて短く綺麗に揃えた洋芝
ロンシャンのボーボーの芝の参考にもならん
それならまだダート走らせたほうがまだ参考になる
まあ陣営はもう札幌記念で青写真描いてるわけだからそれなりに考えてるんだろ。
他に国内でいいレースも無いしさ
アメリカナンバーワンのストームキャットなめんなw
できたとしても来年以降
もしかしたらもうジョッキーとしては復帰は難しいかもしれない、らしいな・・
これから腕の神経繋ぐ手術をするらしい、それで指が動くようになる。
その後リハビリもかなり長くやっていかないとだろうし、厳しいな・・
首から下全部折れたようなもんで一般人だったらショック死しててもおかしくない怪我だから・・
そんな重傷だったのか・・・
交通事故にあって足の骨が変形しただけなのに治療・リハビリで1年半かかったぞ・・・
マジで頑張って欲しい・・・(´;ω;`)
オペも頑なに海外行かなかったのはそれも影響してるのかねえ。
ダービーを制したキズナ(牡3=佐々木)がニエル賞(9月15日、ロンシャン芝2400メートル)をステップに
凱旋門賞(10月6日、ロンシャン芝2400メートル)へ向かうことが決まった。28日、佐々木師が発表した。
「56キロで走れるのは有利。コース形態も合うと思う」と佐々木師。
これ多分ニエル賞の存在昨日くらいに知っただろwww
でもニエル賞使う気になってくれてよかった
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