JRA・美浦の杉浦調教師、強盗に襲われ顔を殴られていた（最強の法則）

話題の元は、当日の茨城新聞。記事によると、4月17日の水曜日午前4時半頃、
茨城県牛久市で50歳くらいの調教師が、若い男に殴られて怪我をしたとのこと。
殴った男は20～30歳。身長170cmくらい。暴行した後に逃走して、原稿執筆時点
（4月25日）でまだ捕まっていない。

殴られたのが調教師とあれば、トレセンで話題にならないわけがない。当然誰だろうという
話になったが、そこは狭い村社会。「50歳くらい」「牛久で起こった」「水曜日にトレセンに
いなかった調教師」と絞り込んでいくと、杉浦宏昭調教師の名が挙がったという。
【中略】
気になるのは、犯人の素性。初めの内はサークル関係者による怨恨説が囁かれていた。
「杉浦先生は調教師会で労務を担当していたからね。厩舎がツブれたり厩務員が
ダブついたりと、労務関係は何かと問題が多い。賃上げや労災を巡って、
組合関係者と衝突したこともあったんじゃないかな」（美浦の某厩舎関係者）

杉浦師はかつてジョッキー時代、レース中に岡部騎手から殴られるという有名（？）な事件に
遭っているので、『今回もサークル内でのトラブルに巻き込まれたのでは』と見る向きが多かったのだ。

しかし、その後も取材を進めると、どうもこの怨恨説は信憑性に欠けることが分かった。美浦の事情通
が教えてくれた。「犯行現場は杉浦師の自宅の玄関先で、そこで強盗に金品を強要されたそうです。
顔見知りがこんなことをすれば、すぐに身元がバレてしまう。杉浦師が現役の調教師であること、
そして調教師の金回りがいいことを知っての犯行だとは思いますが、面識のない人間の仕業と
考える方が自然です」

美浦近辺で高所得な職種といえば、調教師か騎手と相場が決まっている。彼らが人気の少ない早朝に
トレセンに向かうのも、誰もが知っていただろうから、それを待ち構えての犯行だったのだろう。【後略】

雑誌「競馬最強の法則」6月号　『今月の地獄の早耳』より

間違いない