馬ってレースに「勝った」「負けた」って分かるの？

当然分かるよ。どのレベルかにもよるけど。
少なくとも、他の馬に先着したいとは多くの馬が思ってる。
だから、道中でも他の馬が来ると掛かる、競り合うと伸びる、差し返す、先頭に立つとソラを使うといったことが起こる。

「最近、調教では動かなくなってきた」という言葉は、レースは別物で本気出すということを馬が認識しているということ。

だけど、あそこがゴール板でそこを先頭で通過することが勝つということだとまで認識してる馬はほとんどいない。オペとか、本当に賢い馬だけ。

多くの馬は、一生懸命走っても他の馬に追い抜かれる、引き離される→自分は負けたと思う。
他の馬を抜いて先頭に立った→自分は勝ったと思うということが分かっている程度。これが分からない馬は他の馬より前に行こうとしないから、勝ち上がれない。

野生の動物でも、メスの奪い合いで他のオスと喧嘩するとかメスの目を引くために自分の体をより大きく見せるとか、綺麗に見せるとか上手く鳴き声を出すとか、上手く踊るとか、そういうことをやってるの。

その結果、自分はあのオスより強いか弱いかだとか、メス視点だとどのオスが優秀かだとか分かってるんだよ。馬が走って、自分が他の馬に勝ってるかどうか分からない訳ないじゃん？

それから、勝つと褒められるとか厩舎の人が喜んでいるとか、逆に負けると厩舎の
人ががっかりしてるとか、そういうことも当然分かるよね。

そんなことも分からなかったら、人を乗せることすら学習できないからね。

だけど、レースで負けたから涙を流したという話は嘘だろう。
負けてがっかりするとか、自信を喪失するとか、プライドを傷付けられるというのはあるけれど、馬の場合そういった感情と涙を流すことは結び付かないとされている。

感情と涙が結び付いているのは人間だけだとされている。

動物の涙は、乾燥したときとか砂が入ったときに出る類のものだよ。ウミガメ産卵もね。

>>79
勝ち負けの話じゃなくて、直線に入るとスパートするものだって学習してるみたいだよ。
スプリンターズＳでビービーガルダンが放馬したとき、ホームストレッチに入ると速度を上げていたと計測されてるから。

だから、１週目でももうスパートするものだと勘違いする馬はいるだろう。
ディープの菊花賞もそれかな。